時の家
第174回芥川賞&第47回野間文芸新人賞受賞作! ある家に暮らしていた三代の住人たちの存在と記憶、感情がよみがえるーー。 三田文學新人賞でデビューした注目の小説家が傑出した完成度で描く、あたらしい建築文学。 ********************** いしいしんじ氏&松永K三蔵氏、推薦! 大切に建てられた一軒の家に、ひとの気配がやどる。流れる時のすきまから、あまたの声がもれだしてくる。いつかまた、この本のなかに帰ってこようと思った。 紐解かれていく時の家の記憶は、語られなかった想いに繋がる。物質(モノ)がこれほど繊細に語り得る小説を私は知らない。