熊はどこにいるの
これほどの強度の小説は滅多にないし、ここには真の意味での熊がいる。--古川日出男 いつかこんな夢の中に自分もいたような気がする。止まらない余震のような小説。--斎藤真理子 暴力から逃れた女を匿う山奥の家に暮らす、リツとアイ。 津波ですべてを失ったサキと、災後の移住者であるヒロ。 震災から7年の地で、身元不明の幼子をめぐり、4人の女たちの運命が、いま、動き出す。
1965年に創設された文学賞。現代日本文学に大きな足跡を残した谷崎潤一郎の業績を記念し、中央公論社が主催します。優れた文学作品に贈られ、文壇で高い評価を受けています。
伝統と革新を兼ね備えた名作との出会い。
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これほどの強度の小説は滅多にないし、ここには真の意味での熊がいる。--古川日出男 いつかこんな夢の中に自分もいたような気がする。止まらない余震のような小説。--斎藤真理子 暴力から逃れた女を匿う山奥の家に暮らす、リツとアイ。 津波ですべてを失ったサキと、災後の移住者であるヒロ。 震災から7年の地で、身元不明の幼子をめぐり、4人の女たちの運命が、いま、動き出す。
出版社:集英社
コロナ禍に別々の場所で暮らす三人の生活が織りなす日常と時間の蓄積を描いた長編。 “続き”と“始まり”をめぐる繊細な心理と時間観が深く重なる物語。
出版社:毎日新聞出版
かつての生活の痕跡を残す水車小屋を舞台に、家族や記憶、時間の流れを柔らかく切り取る長編。 静謐な筆致で日常の美しさと深い哀愁を描く。
出版社:新潮社
人と人との「距離」や関係性を繊細に捉える長編。内面の揺れや日常の些細な不安が象徴的なイメージ (ミトンやふびん)を通して描かれる、深い感情の風景。
出版社:新潮社
パンデミック下の閉塞した世界で生きる人々の姿を鮮烈に描いた作品集。 孤独や不安、社会的距離が人間関係に与える影響を痛烈な比喩と共に浮かび上がらせる。
心を病んだ恋人との生活に耐えきれず、ストロングゼロに頼る女。年下彼氏の若さに当てられ、整形へ走る女。夫からの逃げ道だった、不倫相手に振り回される女。推しのライブ中止で心折れ、彼氏を心中に誘う女。恋人と会えない孤独な日々で、性欲や激辛欲が荒ぶる女ーー。絶望に溺れて摑んだものが間違っていたとしても、それは、今を生き抜くための希望だった。女性たちの疾走を描く鮮烈な五編。
出版社:文藝春秋
大阪万博やロッキード事件、日航機墜落事故など戦後の日本を象徴する出来事を、 多様な語り手の視点で織り込みながら描く長篇小説。断片的な人生と歴史が重層的に交錯する物語。
出版社:文藝春秋
日本海の離島で暮らす老女たちの日常と気候変動や国境をめぐる不安を描く長篇。老いと絆、生と死の境界が曖昧に交錯するなかで、静かな海と風景が心象を強く印象づける。
出版社:新潮社
過去の友人や恋人との再会を契機に、現在と過去の心象がせめぎ合う群像劇。人間関係の変容と喪失感を描きながら、焔のように瞬間的な記憶の煌めきを象徴的に綴る。
出版社:新潮社
心の奥底に潜む誇りと迷いを繊細な筆致で描いた長篇。名誉と幸福のはざまで揺れる人間の心理を追い、個々の記憶の断片が重なり合うさまを美しく描写する。
出版社:新潮社
孤独と他者への距離を鋭く見据えた物語。異なる人生が交差する瞬間を通じて、心の硬さと柔らかさを描き分けることで、人間の感情の多層性を探る短編集的構成の長篇。
出版社:中央公論新社
都会の喧騒のなかで孤立する人物たちの生活を細やかに描く群像劇。個々の「部屋」を象徴的に据え、他者との微妙な距離感と孤独をテーマにした物語集。
出版社:朝日新聞出版
日常の細やかな心象をモチーフに、移ろいゆく人間関係と時間の痕跡を繊細に描き出す長編小説。感情と景色が静かに融合し、人生の機微を象徴的なイメージに託して紡ぐ。
明治維新から第二次世界大戦、バブル、地下鉄サリン事件、福島原発事故まで、帝都トーキョウに暗躍した謎の男の無責任一代記! 滅亡する東京を予言する一気読み必至の長編小説。(解説/原武史)
あのとき、ふたりが世界のすべてになったーー。 ピアノの音に誘われて始まった女どうしの交流を描く表題作愛の夢とか。別れた恋人との約束の植物園に向かう日曜日はどこへ他、なにげない日常の中でささやかな光を放つ瞬間を美しい言葉で綴る。谷崎潤一郎賞受賞作。 収録作:アイスクリーム熱/愛の夢とか/いちご畑が永遠につづいてゆくのだから/日曜日はどこへ/三月の毛糸/お花畑自身/十三月怪談 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 アイスクリーム熱、映画化決定! 吉岡里帆、モトローラ世里奈、詩羽、松本まりか
海松を超えた、究極の半島物語。東京を離れ、志摩半島を望む町で暮らし始めた中年女性。孤独な暮らしのなか、彼女がそこで見つめたものは? 川端賞受賞作海松を超えた、究極の半島物語。谷崎潤一郎賞、中日文化賞、親鸞賞受賞作! その春、私は半島に来た。森と海のそば、美しい休暇を過ごすつもりでーー。たったひとりで、もう一度、人生を始めるためにーー。川端賞受賞の名作海松(みる)を超えた、究極の半島小説 顔を上げると、樹間で朝を待つものたちの気配がした。たぶんメジロやウグイス。どこに巣があるのかわからないが、葉擦れや枝のこすれとは違う音がする。寝覚めの脳に届いたのは身じろぎする鳥たちの気配だったのかもしれない。
一子相伝の継承者に選ばれた菖蒲家四姉妹の末娘は生き地獄さながらの凄惨な修行の末、類い稀な秘術の能力を開花させてしまう。その果てに起きた血の日曜日事件とはーー。次女によって語られる、一族の壮大な罪と償いの歴史。滔々たる時空をことごとく描き出す、21世紀の大小説がここに。解説・筒井康隆。
清子は、暴風雨により、孤島に流れついた。夫との酔狂な世界一周クルーズの最中のこと。その後、日本の若者、謎めいた中国人が漂着する。三十一人、その全てが男だ。救出の見込みは依然なく、夫・隆も喪った。だが、たったひとりの女には違いない。求められ争われ、清子は女王の悦びに震えるー。東京島と名づけられた小宇宙に産み落とされた、新たな創世紀。谷崎潤一郎賞受賞作。
美しくて、かよわくて、本を愛したミーナ。あなたとの思い出は、損なわれることがないーミュンヘンオリンピックの年に芦屋の洋館で育まれた、ふたりの少女と、家族の物語。あたたかなイラストとともに小川洋子が贈る、新たなる傑作長編小説。第四二回谷崎潤一郎賞受賞作。
人はなぜ人を殺すのかー。河内音頭のスタンダードナンバーにうたいつがれる、実際に起きた大量殺人事件河内十人斬りをモチーフに、永遠のテーマに迫る著者渾身の長編小説。第四十一回谷崎潤一郎賞受賞作。
小さなレコード店や製函工場で、時代の波に取り残されてなお、使い慣れた旧式の道具たちと血を通わすようにして生きる雪沼の人々。廃業の日、無人のボウリング場にひょっこり現れたカップルに、最後のゲームをプレゼントしようと思い立つ店主を描く佳品スタンス・ドットをはじめ、山あいの寂びた町の日々の移ろいのなかに、それぞれの人生の甘苦を映しだす川端賞・谷崎賞受賞の傑作連作小説。
戦慄と陶酔の夢十三夜。旅人のあなたを待ち受ける奇妙な乗客と残酷な歓待。宙返りする言葉を武器にして、あなたは国境を越えてゆけるか。-稀代の物語作者による傑作長篇小説!半醒半睡の旅物語。
駅前の居酒屋で高校の恩師と十数年ぶりに再会したツキコさんは、以来、憎まれ口をたたき合いながらセンセイと肴をつつき、酒をたしなみ、キノコ狩や花見、あるいは島へと出かけた。歳の差を超え、せつない心をたがいにかかえつつ流れてゆく、センセイと私の、ゆったりとした日々。谷崎潤一郎賞を受賞した名作。
花も鳥も風も月もー森羅万象が、お慕いしてやまぬ女院のお姿。なればこそ北面の勤めも捨て、浮島の俗世を出離した。笑む花を、歌う鳥を、物ぐるおしさもろともに、ひしと心に抱かんがために…。高貴なる世界に吹きかよう乱気流のさなか、権能・武力の現実とせめぎ合う“美”に身を置き通した行動の歌人。流麗雄偉なその生涯を、多彩な音色で唱いあげる交響絵巻。谷崎潤一郎賞受賞。
南洋の島国ナビダード民主共和国。日本とのパイプを背景に大統領に上りつめ、政敵もないマシアス・ギリはすべてを掌中に収めたかにみえた。日本からの慰霊団47人を乗せたバスが忽然と消えるまでは…。善良な島民たちの間でとびかう噂、おしゃべりな亡霊、妖しい高級娼館、巫女の霊力。それらを超える大きな何かが大統領を呑み込む。豊かな物語空間を紡ぎだす傑作長編。谷崎潤一郎賞受賞作。
昭和二十年、長崎の兵器工場で奪われた女学生達の青春。 やがて作られた報告書には不明の文字がならんでいた。 消えてしまった生の記録を日記・資料を基に綿密に綴った事実の被爆体験。 無数の嘆きと理不尽さ、その年の五月から原爆投下の八月九日までの日々を、 忘れないように、繰り返さないように、という鎮魂の願い。 林京子の原典でもある谷崎潤一郎小受賞作。他道を収録。
夢の木坂駅で乗り換えて西へ向かうと、サラリーマンの小畑重則が住み、東へ向かうと、文学賞を受賞して会社を辞めたばかりの大村常賢が住む。乗り換えないでそのまま行くと、専業作家・大村常昭が豪邸に住み、改札を出て路面電車に乗り、商店街を抜けると…。夢と虚構と現実を自在に流転し、一人の人間に与えられた、ありうベき幾つもの生を深層心理に遡って描く谷崎潤一郎賞受賞作。
独立教会の牧師だった父親が開いていた祈祷会。そこではみんながポロポロという言葉にはならない祈りをさけんだり、つぶやいたりしていたー著者の宗教観の出発点を示す表題作ポロポロの他、中国戦線で飢えや病気のため、仲間たちとともに死に直面した過酷な体験を、物語化を拒否する独自の視線で描いた連作。谷崎潤一郎賞受賞作。
あくまで私小説に徹し、自己の真実を徹底して表現し、事実の奥底にある非現実の世界にまで探索を深め、人間の内面・外界の全域を含み込む、新境地を拓いた、“私”の求道者・藤枝静男の私小説を超えた独自世界。芸術選奨空気頭、谷崎賞田紳有楽両受賞作を収録。
権力に抗し、教団を捨て、地獄の地平で痛憤の詩をうたい、盲目の森女との愛に惑溺してはばからなかった一休のその破戒無慙な生涯と禅境を追跡した谷崎賞受賞に輝く伝記文学の最高峰。
スマホやタブレットで使える便利な電子書籍付き 電子レジャーチケット200円クーポンでお得旅 この1冊で、安曇野、白馬、松本の遊び方を網羅! 癒やしをテーマにそれぞれのおすすめスポットをご紹介! ・安曇野アートラインで巡る! 緑の美術館 ・ご当地グルメ(そば、松本山賊焼、馬肉) ・白馬の3大人気スポット(白馬岩岳マウンテンリゾート、snow peak LAND STATION HAKUBA、うさぎ平テラス) 上記のほか、各エリアの名物グルメ、注目宿情報も満載です。
昭和二十年の夏、敗戦によっていきなり奈落の底へ突き落された陸軍幼年学校の少年兵たちーー その懊悩と混乱の中で引き起こされる精神のドラマを鮮烈に描いた問題作!
平凡な男の部屋に闖入して来た9人の家族。善意に満ちた笑顔で隣人愛を唱え続ける彼らの真意とは?どす黒い笑いの中から他者との関係を暴き出す傑作友達改訂版。日常に潜む底知れぬ裂け目を三つの奇妙なエピソードで構成した棒になった男。激動の幕末を生きた人物の歴史的評価に新たな光を当てた榎本武揚。斬新な感性で“現代”を鋭く照射する、著者の代表的戯曲3編を収録。